月の樂団

日本人が自分たちの文化の原点の1つとしている、平安時代の人々が持っていたポピュラリティの感覚(雅楽
から垣間見えるポピュラー音楽の姿)に現在のポピュラリティを重ね合わせたような音楽を創ることを目的に結成。

『月の樂団』が奏でるのは、昔と今の融合ではなく、ましてや懐古でも前衛でもない、目を閉じたときだけに現れるような原風景の音楽。

メンバーの3人をコアとして、邦楽器/洋楽器,アコ−スティック/エレクトリックを問わず様々な音楽家や美術家とのコラボレーションによる活動を展開。

中田太三
(なかた・たいぞう)

音響エンジニアを目指して様々なジャンルの音楽に接する中で雅楽に出会う。大柿佳二氏に笙の手ほどきを受け、東儀秀樹氏に楽琵琶を師事、雅楽の演奏活動を始める。企業CMビデオやCD-ROM,海外アーティストの個展の曲を手がけるほか、宮本文昭や東儀秀樹をはじめとする様々なセッションやレコーディングにも参加している。

   

浜根由香
(はまね・ゆか)

後藤すみ子・中島靖子に箏・三絃を師事。平井澄子に唄・三絃を師事。正派音楽院音楽科卒業。総裁賞受賞。同研究科修了。牧野由多可作品コンクール第一位入賞。文化庁芸術インターンシップ研修修了。正派邦楽会師範。

  

豊 明日美
(ぶんの・あすみ)

豊家は1000年来、笙を家業とする京都方の楽家。4歳の頃からピアノを始める。兄、剛秋に笙の手ほどきを受け、豊英秋氏に師事。東京芸術大学音楽学部雅楽科卒業。笙を石川高、左舞・合奏を芝祐靖氏に師事。